*わんにゃんLOVE?ストーリー*その4

あそびにきたよー、どこにいるのー?
にゃんこはわんこに会いたくなくて隠れていました。
わんこはにゃんこと遊んだあと、いっぱいの友達のところに帰るのです。
そしてにゃんこはひとりで寂しくなるのです。そんなのは悲しくてたまりません。
会わなければ良かった。
そしたらひとりになる寂しさも悲しみも知らないですんだのに。

みーつけた。
わんこは自慢の嗅覚でにゃんこをみつけてしまいました。
どうしたの?泣いてるの?どこか痛いの?

泣かないで。
あのね、これあげる。かわいいきみにとっても似合うと思って。

「こほん。あ、あの、これは真面目な話です。ボクは初めてきみに会ったときから、きみのことが好きでした。
それで、できればボクと一緒に暮らしてくれませんか」
にゃんこはきょとんとしました。一緒に暮らす……?
「ボクと結婚してください」

け、けっこん………!!!!!!
思いがけない言葉ににゃんこの瞳はうるうるです。
結婚したらずっとわんこと一緒にいられるということ。離れて寂しい思いをしなくてもいいということ。
もうひとりぼっちで泣かなくてもいいのです。
「大切にします。ボクと一緒に暮らしませんか」
にゃんこはぼろぼろと涙をこぼしながら嬉しくてコクコクと何度もうなずきました。